7月23日夜、北部バクザン省タンイエン郡警察で取り調べを受けていた男性グエン・バン・クオンさん(21歳)が体調に異変を起こして死亡した事件(※関連ニュース参照)で、バクザン省警察は6日、クオンさんの死亡原因を「外部から直接的な衝撃を加えられたことによる脳内出血」だったと発表した。公安省刑事科学研究所が鑑定した。鑑定結果によると、クオンさんは死亡当時酒に酔っていたという。
バクザン省警察はこの事件発生直後に、タンイエン郡警察の警察官4人の職務を停止して調査を行い、グエン・テー・ギエップ少尉がこの事件に直接関与したことを突き止めていた。ギエップ少尉は、クオンさんを取調室に押し込めた後、一度ポールペンを取りに外に出て部屋に戻り、また部屋を出たと話しているが、約5分後に別の警察官が取調室に入ったとき、クオンさんはすでに意識のない状態だったという。
同省警察は6日、この鑑定結果を受けてギエップ少尉の「人民公安」の称号を剥奪するとともに、公務中に人を死亡させた容疑で逮捕した。