北部クアンニン省モンカイ市警察はこのほど、同市の中国国境地区で生後10日の新生児を連れて中国に渡ろうとしていた2人の女を発見し拘束した。
2人は北中部タインホア省タックタイン郡出身の姉妹ファム・ティ・ロアット容疑者(39歳)とファム・ティ・ルオット容疑者(34歳)。警察の調べによると、ロアット容疑者は中国人と結婚し中国で暮らしていたが、長年子どもに恵まれないため、妹のルオット容疑者に電話して新生児を売ってくれる人を見つけるよう依頼した。
ルオット容疑者は、東南部ドンナイ省在住で妊娠中のコン・ティ・タイン・トゥイに連絡、トゥイは1000万ドン(約4万9000円)で売ることに同意した。2人はトゥイの出産を待ってドンナイ省に行き、新生児の取引を終えて中国に渡ろうとするところだった。この新生児はクアンニン省の養護施設に保護された。