21日午後2時45分ごろ、中部高原地方ダクラク省バンメトート市のコーヒー園(チュオンゴック社経営)で収穫後の落ちたコーヒー豆を拾っていた女性が、番犬のシェパードに襲われてかみ殺される事件が起きた。
死亡したのは同市エアカオ村在住のファム・ティ・ガンさん(55歳)。ガンさんと一緒にコーヒー豆を拾っていたディエップさんとチャムさんの話によると、突然1匹のシェパード犬が現われたため、ディエップさんとチャムさんは近くの木によじ登って難を逃れたが、ガンさんは逃げ遅れて犬に襲われてしまったという。その後、農園管理者のソンという男が現場にやって来たが、ガンさんをそのままにして立ち去り、さらに5匹のシェパードが現われてガンさんに襲いかかった。約10分後にソンが再び現われ、犬を引き上げていったという。ガンさんは全身を犬にかまれて死亡した。
この農園では以前にもコーヒー豆を拾っていた女性が犬にかまれて大けがをしたり、農園に迷い込んだ男性が殴られて重傷を負ったりしたことがあるほか、やくざまがいのスタッフが働いているとして悪名が高いという。