ホーチミン市最高人民裁判所は9月29日、一審のタイニン省人民裁判所で児童淫行罪により執行猶予付き禁固3年の判決を受けたファム・タン・ホアン被告(23歳・男)に対し、執行猶予を破棄し禁固3年の実刑判決を言い渡した。
訴状によると、ホアン被告は2005年初頭にチャムさんという当時15歳の少女と知り合い、その後恋愛関係へと発展しチャムさんは妊娠した。2人はホアン容疑者の実家で夫婦として生活していたが、出産後まもなくチャムさんは夫の家族とトラブルになり赤ん坊を連れて実家に帰った。その後2人の関係は元に戻ることなく冷えていった。
しかし、2008年6月になってホアン被告が別の女性と結婚したことを知ったチャムさんは、ホアン被告に15歳の時に妊娠させられたとして2000万ドン(約11万円)の慰謝料と子どもの養育費の支払いを求めて地元警察に訴え出た。
東南部タイニン省人民裁判所は今年3月、ホアン被告には児童との淫行の事実はあるものの情状酌量の余地があるとして執行猶予付き禁固3年の判決を出したが、検察側がこれを不服として上告していた。