ホーチミン市トゥードク区警察は8月27日、ホーチミン市農林大学の教員に塩酸を浴びせかけて重傷を負わせた北中部タインホア省出身のチャン・スアン・タイン(28歳・男)容疑者を傷害罪で起訴した。
この事件は、8月24日に同大学の教室で男性教員ダン・ヒュー・ズンさんが講義していたところに、乱入してきたタイン被告から洗面器に入った塩酸を浴びせかけられて全身の34%をやけどしたもので、止めに入った学生13人も塩酸を浴びて重軽傷を負った。
警察の発表によると、タイン被告は2002年に同大学機械技術学科に入学したが成績が悪く、4年間で28科目の追試を36回も受けていた。特に英語は不得手で4回追試を受けても合格せず、結局卒業できなかった。
タイン被告は取り調べに対し、卒業証書がないことを理由に解雇されたため、機械技術学科の副科長で英語担当のズンさんに再三コンタクトを取って便宜を図ってくれるよう頼んだが、断られたため殺害計画を実行したと話している。