南中部クアンガイ省ビンソン郡ビンタインタイ村で4月21日、スイカを盗もうとしたところを発見されたことを苦にして、地元中学校の男子生徒ドアン・シー・フー君(14歳)が自宅で首を吊って自殺するという事件が起きた。
フー君は自殺する4日前の17日に友人らと一緒に自宅近くの畑からスイカを盗もうとして畑の持ち主に捕まり、スイカ代として1500万ドン(約9万8000円)を支払わなければ学校に通報すると言われていた。フー君は自分の家族にはお金を用意する余裕はないと思い、またスイカ泥棒が発覚して学校から処分を受けることも恐れて悩んだ末に自殺したものと見られている。
フー君が残した遺書には、まじめに勉強しなかったことやスイカを盗もうとしたことに対する家族への謝罪の言葉が記されていた。また、一緒に捕まった友人らの両親に対して友人らに体罰を加えないよう懇願する言葉もつづられていた。