南中部クアンガイ省ソンティン郡警察は5日、同郡内のティンソン村在住のグエン・ティ・ティンさん(81歳)が不審死しているとの通報を受けた。現場に急行したソンティン郡警察とクアンガイ省警察の捜査チームは、ティンさんの首に絞められた跡があったことから殺人事件と断定。その後警察は、ティンさんの隣の家に住むグエン・ミン・トゥアンという高校一年生の男子生徒に任意出頭を求め、自白を得ることに成功した。
供述によると、トゥアン容疑者は4日午後7時ごろに鉄製の容器を盗もうとティンさん宅にしのびこんだが、ティンさんに見つかったため首を絞めて殺し、いったん自宅に帰ってテレビを見ていたという。数時間後、殺人現場に戻ったトゥアン容疑者はティンさんのポケットから6万ドン(約440円)を盗み、さらにティンさんを病死に見せかけようと現場に細工を行なっていた。同容疑者は盗んだ金をゲームに使い、翌日の高校の始業式にも平然と出席していた。