南中部クアンガイ省警察はこのほど、同省ズンクアット経済区内の製油所建設現場から、原油パイプラインや廃水処理設備の建設に使用する鋼材を盗んでいた一味を逮捕した。
建設現場の見回りを行っていた警備会社の社員は3日昼、重さ約200キログラムの鋼材の盗難現場に遭遇した。犯人は逃走したものの、その後地元警察や製油所管理委員会らが協力して捜査を行ったところ、現場近くのグエン・ティエン(72歳)という男の家から製油所建設で使用する大量の鋼材が発見された。
この家には建設現場の作業員12人が寝泊りしており、警察はこれらの作業員とティエンが結託して鋼材を盗み、売りさばいていたと見ている。ティエンの家から押収された鋼材は約8トンで、総額20億ドン(約1480万円)相当に上るという。