[政治]
米国防長官候補が公聴会で赤っ恥、ASEAN加盟国を答えられず
2025/01/20 15:46 JST更新
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現地時間14日に米国連邦議会上院で行われたドナルド・トランプ次期大統領による閣僚人事を審議する公聴会で、国防長官候補のピート・ヘグセス氏が東南アジア諸国連合(ASEAN)について何も知らなかったことが大きな話題となっている。同氏は元テレビ司会者の退役軍人。
タミー・ダックワーズ上院議員(タイ・バンコク出身)はこの席で、ASEANにはいくつの加盟国があるか、少なくとも1か国の名前を挙げるよう、ヘグセス氏に求めた。
これに対しヘグセス氏は、「何か国が加盟しているかは知らないが、韓国と日本との間で同盟を結んでいるのは知っている。また我が国は、オーストラリアともAUKUS協定に基づき、同国の原子力潜水艦配備を支援すべく取り組んでいる」と回答した。
この回答を受けたダックワーズ上院議員は、「それらの国々はいずれもASEAN加盟国ではない。もう少し詳しく調べてから発言することをお勧めする」と述べた。今回のやり取りは、米国国内だけでなく東南アジア各国でも物議を醸している。
オンライン掲示板では東南アジア各国の人々が、「米国はASEAN加盟国であるシンガポールとフィリピンに、中国とその経済拡大に対抗する上での重要な軍事基地を有していたはずでは?」などと書き込んでいる。
またベトナム人からは、「ASEANがどこかなんて、きっとトランプ氏も知らないさ」、「米国が東南アジアの同盟国を守ることができるのか大いに疑問だ」、「ASEANは彼の関心事ではない。それだけのこと」、「彼がフィリピンを守るために軍艦を派遣したら、間違って韓国の釜山港に到着してしまうかもね」など同氏の無知をからかうコメントが多く寄せられた。
なお、ベトナムは米国の同盟国ではないが、2023年から同国との間で包括的・戦略的パートナーシップを結んでいる。
[Tuoi Tre 22:59 15/01/2025 / Tien Phong 06:06 16/01/2025 U]
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