大規模な国家構造改革方針、省庁の統合・解体で5省を削減へ [政治]

　ベトナム共産党のレ・ミン・フン中央組織委員長は、国家構造改革・効率化に関する2017年10月25日付けの党中央執行委員会の決議第18号-NQ/TWの実施について、1日に開かれた会議で大規模な再編方針を明らかにした。

　省庁レベルの再編方針は以下の通り。

◇計画投資省と財政省を統合。
◇交通運輸省と建設省を統合。
◇情報通信省と科学技術省を統合。同2省の一部の任務は文化スポーツ観光省、教育訓練省、その他の関連機関に移管。
◇資源環境省と農業農村開発省を統合。同2省の一部の任務は関連機関に移管。
◇労働傷病兵社会省を解体。同省の任務は内務省、教育訓練省、政府傘下民族委員会、その他の関連機関に移管。
◇企業における国家資本管理委員会(CMSC、通称：スーパー委員会)を解散。CMSCの任務は財政省、その他の関連機関に移管。
◇国家財政監視委員会(NFSC)を解散。NFSCの任務は財政省、ベトナム国家銀行(中央銀行)、その他の関連機関に移管。
◇政府傘下の宗教部を政府傘下の民族委員会に移管し、民族・宗教委員会とする。
◇国家行政学院をホーチミン国家政治学院に合併。
◇ベトナム通信社(VNA)、ベトナムの声放送局(VOV)、ベトナムマルチメディア総公社(VTC)のテレビ部門を解散し、ベトナム国営テレビ局(VTV)に合併。

　党は国家構造改革により、予算配分の再編を実現し、生産性を向上させる考えだ。2025年3月までに最終案の策定の完了を目指す。

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