日系フードデリバリーのCapichi、ビンEVタクシーと業務提携 [日系]

　ベトナムのフードテック企業であるCapichi Vietnamと、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、サービスを統合する戦略的パートナーシップを締結した。

　Capichiは2019年の設立で、ハイエンドのフードデリバリーアプリとレストランテーブル予約プラットフォームを展開し、現在ベトナム国内で20万人以上のユーザーと2000店舗以上のレストランパートナーを擁する。

　今回のパートナーシップにより、Capichiは自社の注文・デリバリー基盤にGSMが提供するアプリ「サインSM(Xanh SM)」を統合する。具体的には、Capichiのアプリでフードデリバリーの注文が確定すると、近くにいるサインSMのEVまたは電動バイクがレストランに向かい、注文品を受け取って顧客に配達する。

　両プラットフォームは安全なAPI連携によってリアルタイムで情報を共有し、Capichi側のオーダー管理システムとサインSMの配車システムをスムーズにつなぐことで、効率的なドライバーアサインと即時のステータス更新を実現する。

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