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セブン-イレブンとGS25、大手コンビニがハノイ進出へ

2025/03/04 06:48 JST更新

(C)Doanh Nghiep & Kinh Doanh
(C)Doanh Nghiep & Kinh Doanh
 セブン-イレブン(7-Eleven)やGS25といった大手コンビニチェーンは、これまでホーチミン市をはじめとするベトナム南部の市場を中心に展開してきたが、ついに首都ハノイ市に本格進出する運びとなった。

 セブン-イレブンベトナムは、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)完全子会社のセブン-イレブン(7-Eleven、米国テキサス州ダラス)と地場セブン・システム・ベトナム(Seven System Vietnam、ホーチミン市)が業務提携する形で進出。

 2017年にベトナム市場に参入したセブン-イレブンは最近、ハノイ市での採用募集を開始し、北部市場への初進出を示唆している。当初「10年で1000店舗」という目標を掲げていたものの、現在の店舗数はこれを大きく下回っており、ホーチミン市で124店舗を展開するに留まっている。

 同様に、2018年にベトナム市場に参入した韓国系GS25も、ハノイ市での人材採用と店舗候補地の選定を進めている。現在、ホーチミン市や東南部地方ビンズオン省、同バリア・ブンタウ省、同ドンナイ省を中心に200店舗を展開しているが、当初目標だった「10年間で2000店舗」には程遠い状況だ。

 ベトナムのコンビニ市場は大きく成長しており、2023年から2028年にかけて年平均+13%以上の成長が見込まれている。2024年時点で、国内のコンビニ店舗数は約1370店で、市場シェアは米国のサークルK(Circle K)が38%、日本のミニストップ(Ministop)が15%、GS25が14%、日本のファミリーマート(FamilyMart)が12%、セブン-イレブンが8%などとなっている。

 しかし、コンビニ出店では高額な賃料や適切な立地の確保が課題となっており、住宅地や学校、オフィスビル周辺など好立地の物件を確保するのは容易ではないのが現状。

 コンビニ業界だけでなく、大手小売企業もハノイ市への投資を加速させている。同市では多くのブランドの誘致が進められており、2025年には「ハノイ・センター(Hanoi Centre)」、2026年には「ティソモール(Thiso Mall)」や「東神(Toshin)」などの大型商業施設がオープンする予定だ。 

[Dan Tri 12:36 01/03/2025 / Doanh Nghiep & Kinh Doanh 16:44 27/02/2025 / Market Times 06:54 02/03/2025,U]
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