台風15号、中部を直撃―開幕間近のアジアビーチ競技大会にも影響 [生活]

　日本の気象庁の観測によると、ベトナム現地時間13日午前1時に南シナ海で熱帯低気圧が台風15号(アジア名：ライ、ベトナムでは台風4号)に変わった。同日午前10時の時点でベトナムからラオスへ移動し、1時間に30kmの速さで西北西へ進んでいる。台風はタイへ抜けて同日中に熱帯低気圧に変わる見通し。　台風15号は、13日未明に南中部沿岸地方クアンナム省と同クアンガイ省に上陸。大雨と強風で、冠水や土砂崩れ、倒木のほか、家屋の屋根が吹き飛ぶなどの被害が出た。気象庁の予報によると、台風15号は同日午前10時の時点で、中心気圧998hPa、中心付近の最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/s。　南中部沿岸地方ダナン市では、24日から開かれる第5回アジアビーチ競技大会(ABG 5 - 2016)に向けて会場設営が進められており、12日までに80％が完了していたが、台風の直撃により多数のテントや観客席、公共トイレなどが損壊した。

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