[エンタメ]
映画「Bo Gia」、アカデミー賞「国際長編映画賞」ベトナム代表に
2021/12/11 10:56 JST更新
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新型コロナ禍の公開だったにもかかわらず
ベトナム映画の歴代興行収入ランキングのトップに躍り出た、2021年3月公開の「Bo Gia(英題:Dad, I’m Sorry)」が、第94回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれた。文化スポーツ観光省傘下の映画局が明らかにした。
同部門の日本代表は濱口竜介監督作の「ドライブ・マイ・カー」。
「Bo Gia」は人気男性コメディアンのチャン・タイン(Tran Thanh)が監督・脚本を手掛け、出演もしている。同作品は11月に開催された第22回ベトナム映画祭で長編映画部門の「シルバーロータス賞(Bong Sen Bac)」を受賞。また、チャン・タインが「脚本賞」を受賞したほか、トゥアン・チャン(Tuan Tran)が「主演男優賞」、ガン・チー(Ngan Chi)が「助演女優賞」を受賞した。
アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート発表は2022年2月8日で、各国の代表作品の中から5作品が選ばれる。アカデミー賞授賞式は2022年3月27日に行われる予定(いずれも米国現地時間)。
なお、第93回アカデミー賞のベトナム代表作品は、2019年12月に公開されたビクター・ブー(Victor Vu)監督作の「
Mat Biec(原作邦題:つぶらな瞳)」。同作品は第22回ベトナム映画祭で長編映画部門の最優秀作品賞にあたる「ゴールデンロータス賞(Bong Sen Vang)」に輝いた。
第92回では
ゴ・タイン・バン(Ngo Thanh Van)主演・プロデュースの「
ハイ・フォン(原題:Hai Phuong、英題:Furie)」(2019年2月公開)が、第91回では同じくゴ・タイン・バンが主演・プロデュースする「
サイゴン・クチュール(仕立て屋 サイゴンを生きる、原題:Co Ba Sai Gon、英題:The Tailor)」(2017年11月公開)が「外国語映画賞(第92回から国際長編映画賞に名称変更)」のノミネート候補に選ばれたが、いずれも本選へのノミネートを逃した。
過去に本選にノミネートされたベトナム映画は、トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)監督作の「
青いパパイヤの香り(原題:Mui Du Du Xanh、英題:The Scent of Green Papaya)」(1993年公開)の1本のみに留まっている。
[Tuoi Tre 14:50 07/12/2021, A]
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