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小学館時代の幻の小冊子『ディエンビエンフー・プレス』電子書籍で復活、ベトナム戦争漫画「ディエンビエンフー」西島大介氏

2021/03/01 12:00 JST更新

(C) 島島
(C) 島島
 ベトナム戦争を題材にした長編漫画『ディエンビエンフー』著者の西島大介による個人電子出版レーベル「島島」は3月1日、電子書籍『ディエンビエンフー・プレス 完全版』(西島大介著)を全4冊でリリースする。

 『ディエンビエンフー・プレス』は、2008年から2016年にかけて『ディエンビエンフー』の小学館「月刊IKKI」連載時に書店で無料配布していた全12号の作者責任編集の小冊子『Dien Bien Phu Press』のこと。

 現在入手不可能な幻の冊子の初の電子化を中心に、『ディエンビエンフー』にまつわるマニアックな資料や、エッセイ・マンガ、ロング・インタビューなどを各巻に収録。キャッチコピーは「これを読めば打ち切りのすべてがわかる!?」。

 第1巻は、『Dien Bien Phu Press』の完全再録。未登場キャラクターのラフスケッチや、連載当時のSNSを活用したファンとのコミュニケーション、作者の近況報告などを赤裸々に記録している。

 第2巻は2016年7月~同年11月にかけての期間に、コンビニプリントを利用して個人的に発行していたA3サイズの新聞『アオザイ通信PAPER』全17号(1号は欠番)をまとめたもの。ピューリッツァー賞を受賞した澤田教一の回顧展、青森県立美術館「澤田教一:故郷と戦場」の無料配布ペーパーのための描き下ろし「澤田教一と行くベトナム戦争史」をカラー版で初収録している。

 第3巻は東浩紀が編集・発行する電子書籍「ゲンロンβ」に2017年7月から2018年11月にかけて連載されたエッセイ・コミック『トゥルーエンドを探して』全16話の初電子単行本化。

 第4巻は、博報堂ケトルが管理する本に関するニュースサイト「BOOK STAND」に2018年に掲載された全6回のロング・インタビューをまとめたもの。聞き手は作家・編集者の碇本学が担当している。2016年、美術手帖の国際版『BIJUTSUTECHO SPECIAL ISSUE - SPRING 2016 / ENGLISH EDITION』に掲載された短編の英語バージョンも収録している。

 詳細は「Renta!」「Kindle」「紀伊国屋書店」「BOOK☆WALKER」「honto」「楽天Kobo」「DMM」の各種ストアを参照。 

[2021年3月1日 島島ニュースリリース A]
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