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[エンタメ]

ベトナム映画「ソン・ランの響き」、2月22日から日本公開

2020/01/10 06:30 JST更新

(C) STUDIO68
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 ベトナム映画「ソン・ランの響き(原題:Song Lang)」が、2月22日から新宿K’s cinemaほか全国順次公開となる。レオン・レ監督が手掛けた「ソン・ランの響き」は2018年にベトナムで公開され、日本では同年の第31回東京国際映画祭(TIFF)で上映された。

 TIFFでは主演のリエン・ビン・ファット(Lien Binh Phat)が「東京ジェムストーン賞」を受賞。また2019年11月に開催された第21回ベトナム映画祭では最優秀作品賞にあたる「ゴールデンロータス賞(Bong Sen Vang)」に輝いた。さらにレオン・レ監督が監督賞を、アイザック(Issac)が助演男優賞を受賞した。このほか、世界各地の映画祭に出品され、数々の賞を受賞している。

 この映画ではベトナム南部の民謡を取り入れた伝統歌劇「カイルオン(Cai Luong)」を扱っている。題名の「ソン・ラン」は、カイルオンに欠かせないベトナムの民族楽器。「借金の取り立て屋」と「カイルオンの花形役者」という全く接点のないはずの2人の男がカイルオンを通じて出会い、分かり合っていく様子を描いた作品だ。

 「ソン・ランの響き」はレオン・レ監督にとって長編初監督作、またリエン・ビン・ファットにとっては映画初出演作となる。また、ゴ・タイン・バンがプロデューサーを務めている。レオン・レ監督は1977年ホーチミン市生まれ。13歳まで南カリフォルニアで育ち、ブロードウェイで俳優・ダンサー・歌手として活躍した後、幼い頃からの夢だった映画監督の道へと進んだ。「ソン・ランの響き」で長編監督デビュー。写真家としての顔も持ち、現在はニューヨーク在住。

【あらすじ】
1980年代のホーチミン市。高利貸しの手下で借金の取り立て屋ユン(Dung)と、ベトナムの伝統歌劇「カイルオン」の花形役者リン・フン(Linh Phung)。全く接点のないはずの2人があるきっかけで知り合い、友情にも似た感情を互いに抱く。ユンは過去の記憶に囚われながらも新たな道を進もうとするが、その罪は償うにはあまりにも大きく、抗えない運命が迫っていた……。

【予告編】
 

[2020年1月10日 ベトジョーニュース A]
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