中国でベトナム映画が初公開、ゴ・タイン・バン主演「ハイ・フォン」 [エンタメ]

　ゴ・タイン・バン(Ngo Thanh Van)主演のベトナム映画「ハイ・フォン(原題：Hai Phuong、英題：Furie)」が、中国で9月20日に公開される。ベトナム映画が中国で公開されるのはこれが初めて。中国語タイトルは「二鳳」。

　中国での公開を受けてゴ・タイン・バンは、ベトナム映画の海外への輸出に貢献できることを誇りに思うとした上で、中国では海外映画の輸入本数を厳しく制限しているため、検閲に7か月を要したと明かした。

　中国で2018年に公開された海外映画はわずか34本だった。「ハイ・フォン」の公開にあたっては、中国の大手映画配給会社である華夏電影発行(Huaxia Film Distribution)との間で配給の合意に至った。

　「ハイ・フォン」は、レ・バン・キエット(Le Van Kiet)監督が手掛けた作品。ゴ・タイン・バンは主演とともにプロデューサーも務めている。ベトナムでは2月に公開され、その後は米国とカナダでも公開された。さらに日本でも3月に開催された「第14回大阪アジアン映画祭(Osaka Asian Film Festival 2019)」で初めて上映された。

　ベトナムでの興行収入は2000億VND(約9億2600万円)を超え、2019年9月時点でベトナム映画の興行収入ランキングのトップに立っている。

　5月22日からは、映像ストリーミングサービス「ネットフリックス(Netflix)」でも配信されている。ネットフリックスでの日本語タイトルは「ハイ・フォン: ママは元ギャング」。

このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。