「草原に黄色い花を見つける」、カナダのASEAN映画祭で上映 [エンタメ]

　2015年10月公開のビクター・ブー(Victor Vu)監督によるベトナム映画「草原に黄色い花を見つける(ベトナム語：Toi thay hoa vang tren co xanh、英語：Yellow Flowers on the Green Grass)」が、カナダのオタワで9月12日から26日まで開催の「ASEAN映画賞(Film ASEAN)2017」で上映される。

　映画祭は、東南アジア諸国連合(ASEAN)設立50周年(1967年8月8日～2017年8月8日)、ASEANとカナダのパートナシップ締結40周年、カナダ建国150周年を記念して、ASEAN7か国の駐オタワ大使館が共催するもの。映画はメイフェアシアターとオタワ公共図書館の2か所で上映される。

　上映されるASEAN7か国の映画は以下の通り。作品の多くは社会に生きる人々が織りなす人間模様を描いている。

◇Yasmine (ブルネイ)
◇原題：Laskar Pelangi/英語：The Rainbow Troops (インドネシア)
◇Kayan Beauties (ミャンマー)
◇Puteri Gunung Ledang-A Legendary Love Story (マレーシア)
◇Sonata (フィリピン)
◇The Teacher’s Diary (タイ)
◇原題：Toi thay hoa vang tren co xanh /英語：Yellow Flowers on the Green Grass (ベトナム)

　グエン・ドゥック・ホア駐カナダ・ベトナム大使は「草原に黄色い花を見つける」について、ベトナムの故郷の穏やかで静かな様子や家族愛や幼い子供たちの気持ちを描いた感慨深い作品だと評価するととともに、映画を通して観客に穏やかな気持ちや自身の幼少の頃を思い出させるだろうとコメントしている。

　同作品は、有名作家グエン・ニャット・アイン(Nguyen Nhat Anh)の長編小説が原作で、2015年公開のベトナム映画としてトップを記録した。また、国内外の映画祭でも数々の賞を受賞している。

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