[エンタメ]
英紙、映画を題材にベトナム社会のLGBT問題を論評
2015/02/04 14:27 JST更新
(C)Dan tri、主人公ファム・フオン・ホイ |
英紙ガーディアンは、ベトナム映画「De mai tinh 2(英題:Fool for Love 2)」を取り上げ、ベトナム社会が同性愛者や性転換者など「LGBT」と呼ばれる人達をより寛大に受け入れるようになったのかどうかについて論じている。
この映画は同性愛者や性転換者が登場する恋愛コメディで、2014年の大ヒット作になった。150万枚のチケットを売り上げ、1000億VND(約5億5600万円)の興行収入をもたらした。しかしガーディアンの記事は、主人公ファム・フオン・ホイ(男性から女性への性転換者)の人物造形に、異論を唱える世論があることを伝えている。
こうした映画はベトナム社会がLGBTを日増しに受け入れるようになった証明だ、と多くの人が考える一方で、LGBT映画の流行は必ずしもLGBTへの理解を深めることを意味しないとする意見もある。国内の一部のLGBTコミュニティは、主人公の描き方がからかいや冷やかしに満ちていて不愉快だと表明している。
記事は、LGBT映画が多くの人に受け入れられたことはLGBTの人達にとって重要な勝利だと評価した上で、次回作「De mai tinh 3」に再度現れるであろう主人公ホイの描かれ方を待ちたいと結んでいる。
[Dan tri,02/02/2015 - 09:10,O]
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