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ベトナムで10月9日に公開されたホラー映画「That Son Tam Linh(英語:Kumanthong)」が、タイ、ラオス、シンガポール、台湾、マレーシア、カンボジアのアジア6か国で公開されることが決定した。
この映画は今年4月に「Thien Linh Cai」のタイトルで公開される予定だったが、検閲に通らず上映が中止された。このほど内容に修正を加え、タイトルも変更した上でベトナム国内での公開にこぎつけた。
映画は、タイの呪物「クマントーン」がテーマとなっている。クマントーンは死産した胎児をミイラにして金箔を貼った呪物のことだが、ストーリーは1990年代半ばのベトナムで信仰に傾倒した男が呪物を得るために4人の女性を殺害したという実際の事件に基づいている。
この映画はYeah1CMGとGalaxy M&Eが手掛けた初めてのプロジェクト。2014年に脚本の初版が完成してから度々の変更が加えられ、2018年6月にクランクイン。2014年のプロジェクト始動から公開までに5年を要した。ベトナム国内での反響も大きく、先行上映初日の興行収入は68億VND(約3270万円)に達し、過去最高を記録したという。