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ベトナムの若者の間では、韓国のアイドル歌手だけでなく、ユーチューブ(YouTube)で動画を配信するユーチューバー(YouTuber)も大きな人気を集めている。ここ数年、ベトナム語を流ちょうに話す韓国人ユーチューバーが特に成功をおさめている。
ベトナム語で動画を配信している韓国人ユーチューバーのチャンネルには、Woossi、Cheri Hyeri、Trong Un Tru、Ori Kim、HanQuocBros HQBなどがある。中でも韓国人ユーチューバーが好きな人で知らない人はいないほど人気なのが、Woossi(本名:パク・ウー(Park Woo))だ。
Woossiは2016年3月にユーチューブでの動画配信を始めた。動画では、ベトナム人に向けて韓国の文化体験や人、料理などについて紹介している。現時点でチャンネル登録者数は140万人を超えており、ベトナム関連の韓国人ユーチューバーの中でトップクラスを誇る。
一方、韓国人ユーチューバーがベトナム語で動画を配信する流れを作った先駆者は、Cheri Hyeri(本名:キム・ヘリ(Kim Hyeri))だ。彼女は韓国外国語大学校のベトナム語学科を卒業し、2016年1月にチャンネルを開設。現時点でチャンネル登録者数は92万人超となっている。
Cheri Hyeriは動画で、韓国とベトナムの文化や生活、音楽、観光、美容など多岐にわたるトピックを取り上げている。さらに、ベトナムのタインニエン(Thanh Nien)出版社と協力し、韓国語のテキストも出版。この書籍はベトナムのベストセラーでトップ100入りを果たしている。
現在、韓国文化、特にK-POP文化はベトナムの若者にますます強い影響を与えている。これが、韓国人ユーチューバーがベトナムで受け入れられる理由でもある。しかし、ベトナムの若者たちはこうした動画から有益な情報のみを選択する必要があり、適切でない情報は排除していかなければならない。
また、外国人ユーチューバーたちがベトナムに「上陸」する中、ベトナムのユーチューバーもさらに努力し、両国のユーチューバー、ひいてはユーチューブ界全体の魅力を高めていく必要があるとの意見もある。