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ベトナムドラマ「魅惑(ベトナム語:Quyen ru)」が、日本でこのほど開催された「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」の「東京ドラマアウォード2016」で海外ドラマ特別賞を受賞した。
「魅惑」はチュオン・クアン・ティン氏が監督、ミン・ビエン氏が脚本を手掛け、ホーチミン市テレビ局(HTV)で2014年9月23日から11月27日まで39話にわたり放送されたもの。1話45分。ベトナムの裕福な家庭で起こった事件に関する物語で、ベトナムの経済格差と社会、家族の絆を絡めて展開する恋愛サスペンスドラマとなっている。
今回、「魅惑」と同じ海外招待作品として、韓国の「六龍が飛ぶ」及びタイの「憎しみと愛の物語」も海外ドラマ特別賞を受賞した。国内作品では、日本放送協会(NHK)の連続テレビ小説第93作「あさが来た」が連続ドラマ部門の作品賞グランプリを受賞した。
「東京ドラマアウォード」は2008年創設。日本人として「海外にみせたい」 と思う日本の魅力的なドラマ作品と世界の優秀なドラマ作品を表彰し、番組交流を通じて諸外国との相互理解を深める取り組みを行っている。
なお、「東京ドラマアウォード」では、2008年にベトナムドラマ「Buying Justice~買収法廷~(ベトナム語:Chay an)」が同賞を受賞しており、ベトナムドラマの受賞は今回が2回目となる。