VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[経済]

ベトナムとインドネシア、複数の大手企業が協力合意書を締結

2025/03/12 17:59 JST更新

(C) vtcnews
(C) vtcnews
 トー・ラム書記長は9日から11日にかけてインドネシアを公式訪問し、10日に首都ジャカルタで開催されたビジネスフォーラムに出席した。この席で、ラム書記長の立会いのもと、両国企業間の複数の協力合意書が締結された。

 注目すべき協力合意書は以下の通り。

◇地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)が、インドネシアのBNI銀行(Bank Negara Indonesia)との間でグリーン変革と長期的なグリーンファイナンスに関する覚書(MOU)を締結。

◇地場系複合企業ソビコ・グループ(Sovico Group)が、インドネシア不動産大手チプトラ・グループ(Ciputra Group)との間でスマートシティや工業団地、不動産開発、物流の分野に関する覚書を締結。

◇ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)が、KMPアリヤダナ・ウィセサ(KMP Aryadhana Wisesa)との間でジョグジャカルタ・スルタネート(Yogyakarta Sultanate)と人工知能(AI)、ブロックチェーン、モノのインターネット(IoT)を活用した廃棄物処理、生産性向上、教育分野でのデジタル変革に関する協力合意書を締結。

◇FPTが、インドネシア石油・天然ガス最大手の国営プルタミナ(Pertamina)との間でAIを活用したデジタル変革に関する契約を締結。

◇FPT傘下のFPT情報システム(FPT IS)が、メトロデータ・エレクトロニクス(Metrodata Electronics)との間でサイバーセキュリティサービスを提供する合弁会社「FPTメトロデータ・インドネシア(FPT Metrodata Indonesia)」の設立に関する覚書を締結。

◇携帯電話と家電の小売最大手テーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment Corporation)が、エラジャヤ(Erajaya)との間で合弁会社「エラブルー・エレクトロニクス(Era Blue Electronics)」への追加投資に関する覚書を締結。

 ラム書記長は同日、プラボウォ・スビアント大統領との首脳会談を行った。両首脳は、両国関係を包括的・戦略的パートナーシップへ格上げすることで一致し、共同声明を採択した。双方は、経済の連携・接続性を促進し、貿易の障壁を取り除き、輸出入を拡大することで、両国間貿易額を2028年までに180億USD(約2兆6500億円)に引き上げることを目指す。2024年における両国間貿易額は前年比+16.0%増の160億USD(約2兆3500億円)だった。

 ラム書記長はフォーラムで、インドネシア企業の対ベトナム投資の拡大を呼びかけ、両国間の包括的・戦略的パートナーシップに見合った経済協力を推進することの必要性を主張した。 

[VTCnews 20:58 10/03/2025 / Markettimes 10:31 11/03/2025 / An Ninh Tien Te 11:45 11/03/2025, A]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる