チュングエン、アジア最大規模のコーヒー生産工場を着工 [経済]

　地場大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)傘下のチュングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)は10日、南中部沿岸地方ダクラク省バンメトート市(TP. Buon Me Thuot)のタンアン工業クラスターで新工場を着工した。

　同工場は、チュングエン・レジェンドにとってベトナムで5か所目、ダクラク省では2か所目の工場となる。投資総額は2兆VND(約115億円)で、2期に分けて実施する予定。第1期の投資額は1兆VND(約57億5000万円)と見込まれている。

　用地面積は5haで、ドイツやイタリアの最先端技術を採用し、アジア最大規模のコーヒー生産工場となる予定。また、カーボンニュートラル基準を満たし、持続可能な発展を実現する計画だ。

　同社は、ベトナム産ロブスタコーヒーの価値向上と全加工(ディーププロセッシング)の促進を通じて、バンメトート市を「世界のコーヒー都市」として発展させるとともに、世界のコーヒー産業におけるベトナムの地位を高める方針だ。

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