国会、特別制度を承認　国内初の半導体工場に最大10兆VNDの支援 [経済]

　国会は19日、科学技術の発展、イノベーション、デジタル変革を促進するための特別制度を試験的に導入する決議を採択した。

　決議によると、首相の要請に基づき、国内初の半導体生産工場となる、研究・教育・試作・専門用途向けの半導体チップを製造する小規模かつ高度な技術を備えた工場を建設するベトナム企業に対し、2030年12月31日までに工場が稼働を開始した場合、総投資額の30％、最大10兆VND(約590億円)を支援する。

　当該企業には、競売を経ずに土地が割り当てられる。また、首相が事業を実施する企業を選定し、支援額を決定する権限を有する。

　デジタル変革と第5世代移動通信システム(5G)の推進に向け、2025年末までに全国で2万か所以上の5G基地局を設置した通信企業には、設備費の一部を補助する。

　低軌道衛星通信の試験導入については、海外投資家の出資比率を制限せず、事業投資を試験的に認可する。

　なお、国家予算を用いた研究開発に従事する科学者や研究機関は、関連規則を遵守していた場合、たとえ国家に損害を与えたとしても民事責任が免除される。また、研究が期待された成果を上げられなかった場合でも、資金を返還する義務はない。

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国会、特別制度を承認 国内初の半導体工場に最大10兆VNDの支援

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