IC設計研修プログラム開講、米半導体企業の支援で [経済]

　計画投資省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は17日、米国基準に準拠したIC設計研修プログラムの開講式を開催した。

　同プログラムでは、米国のドルフィン(Dolphin)が研修プログラムとIC設計分野の専門家を派遣し、米国のケイデンス(Cadence)が研修で使用するIC設計ソフトウェアのライセンスを提供する。

　優秀な受講者40人に対して、1コースあたり3000万VND(約17万8000円)の奨学金が支給される。

　受講者はハノイ市にあるハノイ工科大学(HUST)のキャンパスで、3か月間の研修に参加する。コースを修了した受講者は、ドルフィンやIC設計分野のNICのパートナー企業でのインターンシップや就職の機会が優先的に与えられる。

　世界の半導体サプライチェーンにおける主要プレーヤーを目指すベトナムは、世界の半導体企業の誘致や人材育成に注力しており、2030年までにこの分野の技術者を5万人確保する計画だ。

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