[経済]
VTCペイと韓国電子決済が連動、モバイル決済や事後免税が可能に
2024/11/25 13:39 JST更新
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決済プラットフォームの開発を手掛ける韓国のロードシステム(Load System)はこのほど、ベトナム情報通信省傘下ベトナムマルチメディア総公社(VTC)との間で、越境決済サービス提供に向けた覚書(MOU)を締結した。
ロードシステムは分散型ID(DID)を使用した観光・金融アプリ「トリップパス(Trip.PASS)」を提供している。このアプリは身分証明のほか、韓国政府が主導するスマートフォン決済「ゼロペイ(Zero Pay)」対応店舗での決済、公共交通料金の支払い、タックスリファンド(事後免税)などに利用可能だ。
身分証明機能では、タックスリファンドや免税店での買い物時に「トリップパス」を身分証明書として提示できる。また、訪韓外国人観光客が同アプリと実物のクレジットカードを連動することで、モバイル端末に金額をチャージして交通機関や店舗で決済することが可能だ。
今回の提携により、韓国を訪れるベトナム人観光客は「トリップパス」と連動したVTCのモバイル決済アプリ「VTCペイ(VTC Pay)」を使い、様々な決済サービスが利用可能になる。また、ベトナムを訪れる韓国人観光客は「VTCペイ」対応の店舗やサービスにおいて、「トリップパス」を使って支払うことができるようになる。
ロードシステムの関係者は「『トリップパス』と『VTCペイ』の連動により、韓国とベトナムで現金を両替することなく決済が可能になる」と説明した。
[ロードシステム報道資料 20/11/2024 / 毎日経済新聞 10:32 21/11/2024, S]
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