ボルボ初のBEV、EC40リチャージをベトナム市場投入 [経済]

（C）Dan Tri

　スウェーデンの大手自動車メーカーのボルボ(Volvo)はこのほど、自社製電気自動車(EV)である「EC40リチャージ(C40 Recharge)」のベトナム市場投入を発表した。同車種はボルボ初のBEV(バッテリー式電気自動車)専用モデル。

　これに先立つ昨年2月、ボルボはEV生産拠点であるマレーシアから、ベトナムとフィリピンにEVを輸出する計画を明らかにしたが、その後は具体的な発表がなかった。ボルボは今回、投入車種がピュアエレクトリック・クロスオーバーSUVのEC40リチャージになると発表。

　販売価格は17億4000万VND(約1070万円)で、競合車種であるメルセデスEQB 250(Mercedes-Benz EQB 250)の22億8900万VND(約1400万円)を下回り、最も購入しやすい高級ピュアエレクトリックカーとなり、姉妹車であるガソリン車モデル「XC40」と比べても販売価格が8100万VND(約50万円)以上安くなっている。

　EC40リチャージは、◇全長×全幅×全高：4440×1873×1591mm、◇ホイールベース：2702mm、◇エンジン最高出力408馬力(2つのモーター搭載)、◇最大トルク670Nm、◇最高時速180kmで、20億VND(約1220万円)未満の価格帯では最もパワフルなEV車種となる。

　バッテリーの充電容量は78kWh、フル充電時の走行距離は約510km。150kWの充電器を使った場合、充電量10％から80％までを35分で充電可能。11kWの充電器を使った場合、約8時間でフル充電できる。

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