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- ミニバス「キムロンX9」500台製造・供給
- 10月に発表したばかりの新車種
- キムロン、フエで自動車専門工業団地展開
大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーターズ(Kim Long Motors)は4日、ビンミン投資グループ(Binh Minh Investment Group)との間でミニバス購買契約を締結した。
契約によると、キムロン・モーターズは、ビンミン投資グループ向けにミニバス「キムロンX9(KimLong X9)」500台を製造・供給する。締結式後、「キムロンX9」の標準モデル(16席)50台がビンミン投資グループに引き渡された。
「キムロンX9」は、これに先立つ10月に発表したばかりの新車種。標準モデルのほか、リムジンモデル(10席、12席)、ミニバンモデルもある。
キムロン・モーターズは、北中部地方トゥアティエン・フエ省のチャンマイ・ランコー経済区内で自動車専門工業団地キムロン・モーターズ・フエ工業団地(用地面積600ha)を展開している。工業団地は、バスやトラック、乗用車の製造・組立工場、エンジンや車軸、ギアボックスなどの部品製造工場などを併設する。
同社は2026年4~6月までに現地化率を90%以上とすることを目指す。内燃機関車だけでなく、電気自動車(EV)も製造し、国際市場も積極的に開拓する計画だ。