ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)はこのほど、PTベラウ・インドネシア社、メインタイム香港社(在インドネシア)の2社と、第1ビンタン火力発電所(東南部ビントゥアン省)に供給する石炭350万トンの購入契約を締結した。
ビナコミンは今月初め、PTベラウ、オックスボウ石炭、サイアム・セメント・トレーディング、双日などの各社と石炭輸入について協議し、その結果インドネシアからの輸入がもっとも現実的と判断した。しかし、世界的に石炭需要が増加し価格も上昇していることから、輸出側が長期の契約を拒否するなど石炭輸入の状況は年々厳しくなっている。なお、ビナコミンはオーストラリアからの石炭輸入も検討している。