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[コラム]

【第いち回】ベトナムで買える身近なお薬メモ☆備えあれば憂い無しなのです

2018/06/05 11:30 JST更新

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おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様。
見た目より体が弱いメイド、ともです。
最近味わったベトナムのツンデレ技は…、これ!
奇手 愛はかげろう :気持ちが伝わらず、それまでに構築した距離感が儚く消えてしまう
(例)程よく親しくなったローカルのお店の人へちょっとしたおすそ分けを持参したら、かなり迷惑そうに「要らない」と苦笑い。おお…、これは気まずい。
きっと言葉の壁がそうさせただけ。
とはいえ、直球での拒否はやっぱりヘコむし、しばらく行き辛くなっちゃいました。
苦笑いでも、笑ってもらえただけ良しとすべきでしょうか…。

ベトナムでの体調不良、どう対処してますか?

ところで、みなさまのお加減はいかがですか?
慣れない気候、厳しい環境、ベトナム人すら「最近おかしい」というお天気の中で過ごすのは、なかなかにハードモードなことと存じます。
もしも体調を崩してしまったら…、理想的なのは「病院に行く」ですよね。
ですが、ここはベトナム。
その時々のご都合や条件次第で、すぐに病院に行けないこともあるでしょう。
そうなると頼りになるのは、やっぱり 「薬」
日本で薬を買ってきて、キープしてる方も多いと思います。
が…、実は!ベトナムでも、意外と使える薬が手に入っちゃうんです!!
というわけで今回は☆
「ベトナムで買える、便利なお薬」 について、ゆるーく綴らせていただきます。

※病院でお医者様に診てもらう事が一番、というのをどうぞお忘れなく。
※購入・服用・利用に関しては自己責任でお願いします。
※価格はあくまで目安です。

薬局へGO!日本とはちょっと違う買い方もできます

ベトナムで薬を買うなら、薬局。
そして薬の買い方なんですが、購入できる単位が日本とは少し変わってます。
「1箱ごと」だけでなく、「〇シート」「〇錠」という少ない量でも買えるんです!
なんなら、「あなたの症状にぴったりセット・〇回分」なんて買い方も可能!
詳しい成分は謎だけど強力そうな薬との、奇跡の出会いがあったり無かったり。
(※上級者向けスキルのため、ともには出来ません。)
少量購入でも箱ごとのまとめ買いでも、金額の差はそこまで大きくないので、必要な分だけ買えるのは良いシステムではないかと!
最初はかなりびっくりしましたが…。
もし必要な薬がすでにわかっているなら、その写真を用意しておくのがおすすめ。
スマートフォン等で見せて尋ねれば、お店の人とのやり取りがスムーズにできて便利ですよ。

日本の市販薬の代わりにも。ベトナムお薬6選

実際にいつも重宝してる薬を、いくつかご紹介します。
日本で買ってた常備薬の代用にできた物もあります。

パナドール:解熱、鎮痛、総合感冒薬

アセトアミノフェン(パラセタモール)の薬。
日本の市販薬では「バファリン」などの鎮痛剤、「パブロン」などの風邪薬に含まれている成分です。
ちょっとした体調不良、何だか風邪っぽい時全般に使えます。ホント万能過ぎ。
3種類あり、アセトアミノフェンの量は同じですが、それぞれ違いがあります。
・青:アセトアミノフェンのみ
・赤:+カフェイン入り
・緑:+風邪対応成分配合(咳・鼻水・鼻づまり・炎症止め成分)

赤色のパナドール 1万6000VND(約77円)/1シート・12錠

ラニチジン:H2ブロッカーの胃薬

ストレス・食べ過ぎ・お酒の飲み過ぎなどによる、胃酸過多が原因の胃痛を止めてくれる薬。
どの原因もベトナム生活では思い当たるフシがあり過ぎじゃないですか?
同成分が入った日本の市販薬は販売終了したようですが、同じような効果がある薬はご存知「ガスター10」。
日本では、薬剤師さんが居る時間にしか買えない類の薬。ベトナムならいつでも買えます。

1500VND(約7円)/1錠

虫下し薬

昭和初期かよ!と思うことなかれ。
衛生状態がまだまだ改善の余地だらけのベトナムでは、重要かつ必要不可欠な薬です。
ベトナム人なら四半期に1回、日本人でも半年に1回は飲んだほうが良いみたい。
あまりに有名な薬&ベトナム物価的に高価な薬のため、ニセモノが出回っていると言う話も耳にしました。
おなかの調子だけ何となくずっと変だなぁ…って、もしかしたらソレ。虫かもしれませんよ!

2万VND(約96円)/1箱1錠入

イブプロフェン:解熱・鎮痛薬

日本では「イブ」シリーズでお馴染みの痛み止めは、ベトナムでも買えます。
日本の市販薬に比べ1錠中の成分量が違うので、そこは気を付ける必要ありですね。

4万VND(約190円)/1シート・10錠

虫刺されのかゆみ止め薬

ロートベトナム製のメンソレータムシリーズの物。
どちらも透明ジェルタイプで、しみるなどの刺激は感じません。清涼感もソフト。
IB(画像左)の方には、かゆみを抑える成分の他に、傷んだ肌を改善する成分が入ってるんだとか。
フエで出演した野外イベントで、全身50か所以上も刺された時に購入。
フエの蚊は情熱的。

左:Remos IB 5万4000VND(約260円)/1本
右:Remos Anti-Itch 4万6000VND(約220円)/1本

肌用虫除け剤

肌用の虫よけ剤は、薬局はもちろんスーパー・コンビニでも購入可能。
スプレータイプ・乳液タイプがあり、メーカーもさまざま。
100%刺されなくなるわけではないけど…、 デング熱 などのリスクもあるこの国では、虫除け対策は超重要です!

ロートベトナムのスプレータイプ 6万VND(約290円)/150ml

買うのは…無理しなくても大丈夫な薬局

ともは薬局のチェーン店 ファーマシティー(Pharmacity) をよく利用します。
現在はホーチミン市とその近郊のみの展開のようですが、100店舗以上あるそうなので、見かけたことがある方も多いと思います。
品揃えはたぶん、地域密着型の薬局もほとんど一緒なんだとは思いますが、
・外国人慣れしている
・英語対応もしてくれる
・値段がはっきりわかるレシートが出る
という点で、ローカル薬局より親切です。
症状を訴えるための「指差し外国語シート」が用意されているところも◎。
言葉に自信がなくても、何の薬が良いか判らなくても、薬の写真や情報が手元になくても、それなりに対応してくれます。
その場に無い薬でも、可能な場合はお取り寄せもしてくれますよ!
(※電話番号を聞かれて、入荷するとSMSでお知らせが来ます。)

海外だからこそ、元気でやってたいですよね

ベトナムの薬でも何とかできるのが解ったおかげで、日本での薬購入タスクが軽減できました。
価格は、日本より安価な場合がほとんどです。
ただ…、消費期限が切れてるとか、ニセモノとかもありえない話ではないので、あんまりローカル過ぎるお店を選ばないほうが良いのかなー、と個人的には思ってます。
万が一そっち方面でツンデレ技を発揮されたら、生命に関わるしね!
大事なことなので何度もいいますが、ベストなのは、体調不良を感じたらお医者様に診てもらうこと。
専門家の指示を仰ぐことです。
お薬は、用法用量を守って正しく?
みなさまのベトナムライフが、ますます萌え萌えHappyになりますように!

 

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