[コラム]
「若さと情熱を持ってホーチミンで戦う」石中貴之さん/TAKO ONE経営
2017/01/09 14:00 JST更新
ベトナムで人材紹介を行うJellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。
今回は、ホーチミンにて関西式たこ焼き屋を経営する関西学院大学4年生、 石中貴之さん(23歳) です。
「若さと情熱を持ってホーチミンで戦う」
大学生、起業、たこ焼き・・・。
異国の地で若さと情熱を武器に突き進む石中さんにお話を伺いました。
ベトナムで始めた新たなる挑戦
―― どんなきっかけでベトナムへ来たのでしょうか?
石中:実は日本での就職活動があまり上手く行っていなくて、それでも日本にいては何もしない、刺激もない・・・。そんな時に、兄とその友人がホーチミンで起業をするというので、「この経験が何かのきっかけになれば!」との思いで渡越しました。ただ、兄達が起業したのはIT関連の会社でしたので、知識のない自分が役に立てるようなポイントは見つからなかったんです。そんな時に「自分で0からビジネスをしてみたらどうだ?」と兄から提案されて現在の
TAKO ONE 経営に至っています。
――なぜたこ焼きにしようと思われたのですか?
石中:「1からビジネスをする」といっても漠然としすぎていて何をするか迷ったのですが、自分の興味があることといえば「料理」、そして関西出身ということもあり「たこ焼き」を選びました!また、ホーチミン市内のたこ焼きを実際に食べ比べてみたのですが、すべて「東京風」でした。それもあって、関西の本場のたこ焼きを届けたい気持ちが強くなりました。
異国の地で0から始める秘訣
――1人で考え、準備をして、実動に持ち込むのは大変ではなかったですか?
石中:もちろんです。さらには言葉の壁もありますし・・・。でもそんな時に日本食のデリバリーを行っているベトナム人の方と知り合いになって、機材や材料の調達まで助けて頂きました。親切心だけでここまで助けて頂いて本当に感謝しかありません。外国人をここまで受け入れてくれて、親日でベトナムの一番の魅力は、「人」だと感じます。
――実際に開始してからはいかがですか?
石中:はじめは手売りでマンションの警備員さんや歩いている人に試食してもらって感想を伺いました。しかし、1つ1つでは利益が出ないという悩みが出てきたので、企業への定期販売やイベントへの出店への動きを始めました。実際に
Japan Vietnam Festival の出展も申し込み期限が過ぎてしまっていたのですが、若さと熱さを武器に飛び込みました!結果的に何とか出展ができることにもなりました!
アジアで生きていく覚悟
――さて、今までのお話を伺ってきましたが、将来に関してはいかがでしょうか?
石中:まずはたこ焼き屋の成功ですね。覚悟を持って臨んでいますが知名度を広め、ホーチミンでたこ焼きといえば
TAKO ONE と言われるようになりたいです。また、ベトナムへ一歩踏み出した事により、「日本での就職」という選択肢がなくなりました。ネガティブな意味ではなく、踏み出した事で視野が広がり、他のアジアの国にもさらに興味を持ちました!明確には決まっていないですが、アジアで日本のことを広めるなど何かビッグなことを成し遂げます!
――石中さんありがとうございました!
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