VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[コラム]

コマの人生山君【後編】

2015/09/18 09:40 JST更新

1999年9月、ハワイのホノルル沖でクルーズ客船からの記者会見で鮮烈デビューを飾った国民的人気アイドル から遅れること16年。
ハノイのホアンキエム湖沖でスワンボートからの暗鈍デビューを飾ったとか飾ってないとか・・・ハワイもハノイも、嵐も和島も、似たようなものです。同じ土地、同じ人間なのです。
前回から暗中模索状態で始まった本コラムですが、意外や意外! たくさんの
「続きが気になる!」
「おもしろかった!」
などの声が多数寄せられていたらどうしよう、と思っています。関根勤さんの妄想を聞く会へゲスト参加したいほどの妄想です。
そんな興味深い
こままわし普及協会
通行人やらなんやらを巻き込み最初4人くらいで始めたこまサイファー。
※サイファーとは:みんなで輪になって即興でラップをすること

最初これくらいだったのが、気づくと30分後には30人くらいになってました。

めちゃめちゃ増えました。
とんでもない求心力です。
それでは早速紹介していきましょう
 
 
 

暑いでしょう?とポカリをくれた 生山君 (完全に劇団ひとり)
このハノイの劇団ひとりこと生山葵君がこままわし普及協会ベトナムの代表です。

和:「出ました、コマの人! 生山君、毎週毎週朝から性がでますねー」
生:「いやいや。自分が楽しいですし、一緒にやってくれる人たちがいるからできているだけです」
和:「優等生的回答だな(笑) 毎週主にどんなことしてるの?」
生:「毎週日曜日に、ハノイの リータイトー公園(V??n hoa Lý Thái T?) というところで、朝10時ごろから12時ごろまでこまを回して遊んだり、今日みたいに通りがかりの人達が興味持ってくれた時にはコマの回し方を教えてあげたり、とにかくコマで遊んでるって感じですね」
和:「毎週来てる人とかはいるの?」
生:「いますよ! 毎週来て練習してるうちに、もはや僕よりうまいんじゃないかってやつも出てきましたから。僕が最初に教えてあげてたのに」
 
こちらが、生山越えの逸材、クイ君。

和:「ちょっとなんかやってみせてよ」
クイ君:「おk!!!@#$%^&*()_」(なんて言ってるかわかんなかった)
 
 
 

こんなんどうでしょう! けん玉でこま世界一周です!
 
 
 
 
 

はっ!
 
 
 
 
 

あっ!!
 
 
 
 
 

あああーあーあー(失敗した)
 
和:「だーー!! 惜しいなー!!! もうちょっとだったなー!」(なんだこれ普通に楽しいぞ)
生:「緊張してるんすよあいつ(笑)」
和:「てか、なんか僕にもやってくれ!」
生:「いいですよ」
 
 
 

 
 
のせますよ!
 
 

 
 
 
ほらどうだ!のった!
 
 
 
 

わーーーい!ヽ(^o^)ノ
 
和:「なんというか、あれだな。侮ってたな。今日みたいに結構いつも人集まるの?」
生:「そうなんですよ! 日本人ならコマって小さい頃にやったことくらいはあるかもですが、ベトナムだとまったく見たことない初めてのものみたいで、コマやってるとすごいみんな寄ってきて、なんだそれなんだそれ!って言ってきて、一緒に遊んでくれるんですよー!」
 

黄色い要望 を受けて自分の練習を中断する劇団ひとり
和:「そうなのか。すげーな生山君。私にもコマやって!の列ができて、ヒーロー状態だもんな」
生:「僕がすごいんじゃないですよ。 コマがすごいんです 」(後光)

「ワタシも頭にコマのせてほしい!」と帽子を貸してくれと女の子。
 
 

待っとけぇ!! ッシャッ!!!
 
 
 

わーーいヽ(^O^)ノ (なぜかみんな手を広げる)
 
 

オレもよく遊びにきてるぜー!と少年。 皿回しなど他の遊び道具も用意してます。
 
 
和:「いやー今日は楽しかったわ」
生:「今日はと言わず、基本毎週ここでやってるんで、また遊びに来てくださいよ!」
和:「確かにリータイトー公園ならホアンキエム湖とか旧市街から近いし、散歩しながらコマ回し見ていってもいいかもね。なんか路上の大道芸見に来る感覚で。ダイナミックな技とか普通に絵になるもんな(早すぎて写真に収められなかった)」
生:「そう言ってもらえると嬉しいです! これから大会を予定していたりもするので、見物客いっぱいでやりたいですね!」
 
 
そんなこんなで 明るいパワーに満ち溢れたハノイのこままわし普及協会 でした。
なんかめちゃくちゃ明るい感じでこのコラムが終わろうとしていることに、言い知れぬ不安感があるんですが・・・大丈夫でしょうか?
もっと人の悪意を垣間見たい人達の集まりとかじゃないですか? 大丈夫ですか?
「てめぇ箸にも棒にもひっかからねぇようなヌルイ記事書きやがってタイ湖にしずめるぞ!」
そんな声があがってませんか?
分りました。そういうことなら分りました。
 
「ハノイにいるから、かかってこいやぁ!!!!」
 
と、
 
生山君が申しております。
 
最後に炎上マーケティングでハノイへの観光誘致もうまくいったところで、集合写真掲載してさようならです。さようなら。
 

 
 
勝手にハノイ広報局の第一段記事でしたが、いかがだったでしょうか!これからも普通の観光ガイドには載らないディープなハノイ情報を発信していきたいと思います!
ありがとうございましたー!
 

[]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる