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[コラム]

【第4回】「サイゴンの新宿2丁目で呑んでみた」の巻

2015/07/23 15:45 JST更新

こんにちは!
おそと呑み研究所所長の加藤です。

最近、「おそと呑みコラム、見たよ!」と言われる機会が増えてきて、嬉しく感じています。
「更新が遅―い!」
「おそとで呑むって楽しいんだね!」
「おそとで呑んですごいね~!」などなど。
いやいや、すごくない、すごくない、おそとで呑んでるだけー!と、すべてのご意見に感謝しながら、今日もおそとへ呑みに行くとします。

Thúy Linh – L?u Pê Đêってなんなのさ

今回も知ってる人は知ってる、知らない人は全然知らないエリアです。
男の子連中がバンコクは飽きた!今はサイゴンよね!という流れがきてるかどうかは知りませんが、男の子同士にもとてもやさしい川沿いの通り、Hoang Sa通りです!
そして、 若い頃のマツコDX がいる!という噂のお鍋屋さんに来てみました。
Thúy Linh – L?u Pê Đê(トゥイ・リン−ラウ ペデー)

川沿いのエリアなので、いろいろなお店が集まっていて、なんだかちょっと怪しげなお店もあり、訝しい雰囲気がある場所です。
ちなみに、Thúy Linhは店の名前、L?u Pê Đêはお店のサブタイトル?!
L?uは鍋、 Pê Đêはおかまちゃん という意味です。なんとも素敵なお店の名前です。
まずおそとの情景、シチュエーション、これは最高です!

何がいいって、川沿いなので、バイカーが笑顔で気持ちよくすっ飛ばして走ってます。
やはり風を浴びて、キュッとくっついて、二人乗りをしてる楽しそうな人々や、そこで飛び散る残り香(ゆるい風&ほこり)をアテに、おそとで飲むのは永遠に飽きないですね~。天然自然エステかと。
そして更にいいのが、この店のチョイ斜めに踏み切り!これがでかいのです。

踏み切りは場や風向きを変える強烈な力があります(お馬のパドック横で呑んでる感じです)。踏み切りがあるだけで場にあいだができ、バイクとバイカーの想いが重なり溶け合う感じで、一気にそれを放つ。そのエネルギーを感じながら呑むのは贅沢極まりないです。これはアジア特有の楽しみ方かと。でっかいテキサスのでっかい道を一時間以上かっ飛ばすのは、バイカーには勿論気持ちいいでしょうが、おそとで呑んでる側からすると、侘びさびが足りないのです。(アメリカの親戚に聞いたら、そもそもそんなとこで呑まねえと一蹴されましたが・・・)

サイゴンのマツコDXに会ってみた

まず店員さんは、薄化粧のキュート男子。酔いも回ってるかもしれませんが、接客がスマートで丁寧! ビールの出し方も、氷の入れ方も女性よりやわらかい感じでサービスしてくれます。

もちろん料理もおいしいです!

でも・・・
あれ!?肝心のマツコがいない・・・
と思っていたら、後ろに場をホールドする置き物の様にいました。。

すごい・・・。
でかっ!
こわっ!
ぐうーっと吸い込まれそうな存在感です。
ここまできて写真撮れなかったら悲しすぎるが、ぶっ飛ばされるのも全然嫌だ!という素直すぎる感情は、くいくいビールで流し込みました。
「写真撮って貰えませんか?」
と聞いたら、満面の笑みで、その場でやさしく抱きしめてくれました。  

わー、すごいギャップ、 ギャップマスター? 存在感の愛撫師? 言葉が見つからない位、包まれる感じでした。
写真では若干笑顔が引きつって見えますが、実はおっかなかったのではありません。なんだかこそばゆい、恥ずかしい感じ。そうです! 絶対年下だと思うのですが、なぜだか父親に抱きしめられた感覚がありました。
大切な人に抱きしめられた時に、全く素直になれないけど、嬉しい感じ。もしかしたら細胞はちゃんと覚えてて、遺伝子が喜んだのかもしれません。サイゴンで父親のことを思い出すなんて、嬉し恥ずかし粋な夜。またおそとから学びを頂いた1日になりました。

~今回の研究成果~
1、川沿い、踏み切り近くで呑めば、アジア特有のエネルギーを感じながら呑める!
2、ベトナムの新宿2丁目で、ギャップマスター「サイゴンのマツコ」に会えば、
  なぜだか父親のことを思い出せる
 

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