お久しぶりです! AAB ホーチミンのユズです。
さて、言わずもがなですが、コロナで大変な状況が続いておりまして、皆様も多かれ少なかれ影響を受けておられるかと思います。
我々も例に漏れず、かなり強い向かい風の中を歩いた1年でした。
私達はこれまで、リアルイベントをメインで行ってきたチームですが、最近、オンライン商談会などリアルな場とオンラインを絡ませるハイブリッドイベント、もしくはウェビナーなどの100%オンラインイベントのご相談がぐっと増えました。
皆さんも日常生活の中で、ZOOM等の便利な無料オンラインツールを活用されているかと思います。
例えばオンライン飲み会は、コロナ禍の新しいスタイルとして浸透しましたよね。
ただその性質上、「クロストークが難しい」だったり、「料理や景色を共有して楽しめないのが寂しい」など、少なからず不自由さを感じる方も多いのではないでしょうか。
私達もウェビナーなどをお手伝いさせて頂く中で、オンラインならではの不自由さをなるべく軽減させられないかと日々試行錯誤しています。
便利なツールを活用すれば、形として実施することは簡単ですが、ホストがゲストに対して気を遣うべきポイントや、準備すべきコンテンツとその見せ方などは、リアルと同じというわけにはいきません。
リアルではなんとなくうまくいく進行や、その場の空気を共にしているからこそ、ある程度皆様に楽しんで頂ける。ということが意外と難しく、その点クライアントとの十分な議論やシミュレーションを重ね、参加者の立場に立って工夫することが肝なのです。
オンライン飲み会の例に戻ると、事前に参加者から話したいテーマを集めておいたり、メイン会のあと分科会のように少ない人数で話せる場を設けたりすることで、クロストークが難しくても参加者同士が楽しく交流出来るようになると思います。
また、リアルのように同じテーブルでおいしいものを共有するのは難しいですが、事前に同じメニューを食べるよう段取りしておけば、同じ食についての感想を言い合うことも出来ますし、逆に「何でもいいからみんな一品特製料理を準備しよう」という形にすると、そこからいろんな話が膨らむかもしれませんね。オンラインの不自由さを逆に工夫することで、参加者同士の意外な面を発見したり、新しいコミュニケーションが生まれたりすることもあると思います。
また、リアルイベントとライブ中継やオンライン配信をミックスするハイブリッド形も増えてきています。
これにも、その目的をはっきりさせ、それに沿った運用や演出をしないと「何となく・自己満足」感が出てしまうリスクがあります。
逆にそのポイントを押さえて演出ができれば、リアルと何ら変わらない距離感でのコミュニケーションができるようになってきているのではないでしょうか。コロナが終息してからも、距離や時間を越えられるという点で大いに活用できると思います。
もちろんリアルイベントでしか体感できない醍醐味は、人それぞれあると信じています。私にとっては会場の熱っぽさや緊張、現場を歩き回る程よい疲れ、とにかくそこで感じる快感、それをオンラインで代用することは難しいでしょう。しかし、オンラインの技術によって、私達の業界は完全にできることがなくなってしまうということはありませんでしたし、色々な形で挑戦をさせて頂ける余地があるということ、それは非常に素晴らしいことだと感じました。このコロナ禍で失ったものが多いような気がしていますが、その代わりに得られたものがあり、それは決してアフターコロナになったら消えてしまうというものでもないと思います。
皆さんはいかがでしょうか??
<文責:AAB ユズ>