東北部地方クアンニン省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う観光刺激策の一環として、同省の観光地の入場料を無料または割引としてきたが、7月1日よりこの措置を停止する。
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これにより、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されているハロン湾は、日帰りクルーズが20万~25万VND(約1160~1450円)、宿泊クルーズが50万~75万VND(約2900~4360円)となる。
クアンニン省博物館は、大人が4万VND(約232円)、生徒・学生が2万VND(約116円)、子供が1万VND(約58円)、身長120cm未満が無料となる。
ウオンビー市・ドンチエウ町・クアンイエン町にあるベトナム仏教の聖地イエントゥー山遺跡群では、大人が4万VND(約232円)、子供が2万VND(約116円)。
クアンニン省観光局によると、ベトナムが3月15日に観光市場を開放して以来、同省を訪れる観光客の数も徐々に増加しているという。現在、ハロン湾は平日で8000~1万人、週末で3万〜4万人を受け入れている。
2022年1~5月期に同省を訪れた観光客の数は前年同期比+79%増の420万人余りだった。観光収入は8兆8000億VND(約510億円)で、目標を8%上回っている。同省は2022年通年で1000万人の観光客を受け入れ、観光収入20兆VND(約1160億円)の目標を掲げている。