ビングループ[VIC](Vingroup)は12月24日、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島のガインザウ村からクアカン村に跨る用地で、ベトナム初のサファリパーク型動植物園「ビンパール・サファリ・フーコック(Vinpearl Safari Phu Quoc)」をオープンする。
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オープンを控えて、キリンやワオキツネザル、クロシロエリマキキツネザル、アダックスなど、世界各地を代表する野生動物の収集を本格的に行っている。野生動物20種類・約200個体を載せた輸送機3便がこのほど米国、ヨーロッパ、南アフリカからフーコック島に到着した。オープンまでに、更に5便を迎え入れる予定だ。
同案件の用地面積は500haで、完成すれば世界で2番目に広いサファリパークとなる。第1期の用地面積は380ha、野生動物140種類・約2000個体と植物400種類を展示する。従来型の動植物園とサファリパーク型の2区域に分かれており、徒歩とバスの両方で回ることができる。
入場料は1人40万~50万VND(約2000~2800円)の見通し。同動植物園のオープンにより、フーコック島がタイのプーケット島やインドネシアのバリ島に並ぶ世界的観光地になることが期待されている。
同動植物園は、VICがフーコック島で展開している観光区案件の一部。同社は同じく同案件の一部となる5つ星リゾート「ビンパール・リゾート・フーコック(Vinpearl Resort Phu Quoc)」の第1期を2014年11月にオープンし、現在第2期の建設を進めている。