グエン・タン・ズン首相は30日、「2020年までのベトナム観光開発計画および2030年までのビジョン」を承認した。同計画では、2020年までにベトナムの観光分野における収入を180億ドル~190億ドル(約1兆3800億~1兆4565億円)とすることを目標に掲げている。3日付DVTが報じた。
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また、首相は2020年までの観光開発に関する重点目標総括として、今後、観光を主要経済基盤の一つとするため、◇専門家の育成、◇観光サービスの質向上と多様化、◇観光業の競争力強化、◇各種インフラ整備などに注力することを確認した。
具体的には、2015年までに達成する年間目標として、外国人観光客:700万~750万人、国内観光客:3600万~3700万人の集客と、観光収入:100億~110億ドル(約7669億~8437億円:GDPの5.5%~6%相当)の実現を目指す。2020年までには、外国人観光客:1000万~1050万人、国内観光客:4700万~4800万人、観光収入:180億~190億ドル(約1兆3800億~1兆4565億円:GDPの6.6%~7%相当)の達成を目指す。
さらに、2030年には観光収入を2020年時点の2倍に拡大させることを目標に掲げた。