米国のコンサルティング大手グラント・ソントンがこのほど発表した調査レポート「ベトナムにおけるホテル経営状況2007」によると、国内のホテルの宿泊料金はハノイが最も高く、ダラット市(中部高原地方ラムドン省)が最も安いという。
この調査は、全国の3~5つ星クラスのホテル37か所(部屋数合計約5200室)を対象に行われたもので、2007年の平均宿泊料は前年に比べ37%上昇した。宿泊料が最も高いのはハノイ市で、最も低いダラット市に比べ1泊当たり82.78米ドル(約9000円)上回っている。
2007年の全国の客室利用率は2003年に比べ平均142%増加した。2007年の客室利用率はホーチミン市が79.32%と全国トップだった。またホテルの従業員数は、4年間で平均273%増加しており、平均賃金(月収)も2003年の100米ドル(約1万800円)未満から2007年には約350米ドル(約3万8000円)へ上昇している。