ヨーロッパ挑戦を表明して今年4月にベトナム1部ハノイFCを退団した同国代表MFグエン・クアン・ハイ(25歳)は6月29日、現地で受けたメディカルチェックをパスして、フランス2部(リーグ・ドゥ)ポーFCへの入団が正式に決定した。これにより、フランスリーグでプレーする史上初のベトナム人選手が誕生した。
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金銭面などの条件は明らかにされていない。契約期間は1年延長オプション付きの2年間。背番号は代理人が以前に告知していた通り、ベトナム時代と同じ「19番」となった。近日中にチーム練習に合流予定。
リーグ・ドゥ2022-2023は、2022年7月30日~2023年6月3日の日程で開催される。同選手は1か月後に迫った開幕に向けて準備を開始する。クラブは当面、同選手が新しい環境と新しいチームに慣れるまでの間、通訳を雇ってサポートする方針。
アンダー世代の国内選手権で目覚ましい活躍を見せて“若き王様”と呼ばれたグエン・クアン・ハイは、いまやベトナム代表に欠かせない主力選手に成長。その名声は国内のみならず、東南アジア全域に広まっている。同選手は2016年~2022年の7シーズン、ハノイFCでプレー。クラブレベルでも代表レベルでも、これまでに数多くのタイトルを獲得している。
なお、過去にはJリーグのクラブも同選手の獲得を狙っていたが、本人の強い希望もあり、ハノイFC退団後はヨーロッパで新天地を探していた。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+