仲介利用の韓国人の国際結婚相手、8割がベトナム人

2024/05/28 05:46 JST配信
  • 韓国当局、国際結婚仲介の実態調査実施
  • ベトナム人の仲介手数料は平均約160万円
  • お見合いもベトナム人が最多の9割

 韓国女性家族省はこのほど、2020~2023年における国際結婚仲介業の利用者と、2022年末時点で事業者登録されている国際結婚仲介事業者を対象にした実態調査の結果を発表した。

イメージ写真
イメージ写真

 韓国と海外の国際結婚仲介事業者それぞれ809社・347社、韓国人利用者1246人と、この外国人配偶者439人を対象に実施した調査結果となる。

 国際結婚仲介事業者を利用した韓国人の年齢は、40~49歳が55.7%を占め最大だった。これに50代以上(30.8%)、39歳以下(13.5%)が続いた。一方、外国人配偶者の年齢は19~24歳(37.3%)、25~29歳(23.3%)、30~34歳(21.8%)、35歳以上(17.6%)と、年齢が若いほど多いことが分かった。

 外国人配偶者の出身国では80.0%のベトナムがトップで、これにカンボジア(11.9%)、ウズベキスタン(3.1%)、タイ(2.9%)が続いた。ベトナム人配偶者の割合は2021年に実施された前回調査の83.5%よりも低いが、8割と多くを占める点は変わらなかった。

 事業者へ支払う仲介手数料を見ると、ベトナム人による平均支払い額は1396万ウォン(約160万円)と、全体平均の1463万ウォン(約167万円)よりも低かった。一方、結納品をはじめとした仲介手数料以外にかかった平均費用は475万ウォン(約54万円)で、全体平均の469万ウォン(約53万円)を上回っていた。

 国際結婚仲介事業者が、直近1年間でお見合いをあっせんした人の国籍(複数回答)で多かったのもベトナムで、90%と大半を占めた。この割合は2017年(85.3%)、2020年(85.7%)と増え続けている。これにカンボジア(12.6%)、ウズベキスタン(9.1%)、フィリピン(7.0%)などが続いた。

[女性家族省報道資料 23/05/2024, S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 韓国女性家族省がこのほど、2017~2019年における結婚仲介業の利用実態調査結果を発表した。  結婚...

新着ニュース一覧

 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年11月の輸出額(推定値)は前年同月比+15.1%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年11月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.45%上昇、前...
 ベトナムの通信事業者が、物理SIMからeSIMへの転換を強化している。各社はオンライン手続きに対応し、...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は1日、2025年の信頼性の高い旅行会社トッ...
 有料テレビ「K+」を運営するオーバー・ザ・トップ(OTT)サービス事業者のベトナム・サテライト・デジタ...
 ハノイ市ノイバイ国際空港の第2旅客ターミナル(T2)拡張エリアは18か月の工期を経て、12月19日に運用が...
 ホーチミン市人民委員会は、都市鉄道(メトロ)網の拡大に向け、2025〜2030年の人材育成計画を公表...
 政府はこのほど、ホーチミン市の開発にかかる特別制度の試行に関する国会決議第98号/2023/QH15の一部を...
 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 行政区分類に関する政令第307号/2025/ND-CP(11月27日施行)では、行政区の分類基準を定めており、社会経...
 ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で12月12日(金)から14日(日)まで、スタートアップとイノベーション...
 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会は、今年もクリスマス...
 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン文化遺産保存管理センターは4日、ホイアン旧市街で12月2...
トップページに戻る