- 韓国当局、国際結婚仲介の実態調査実施
- ベトナム人の仲介手数料は平均約160万円
- お見合いもベトナム人が最多の9割
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韓国女性家族省はこのほど、2020~2023年における国際結婚仲介業の利用者と、2022年末時点で事業者登録されている国際結婚仲介事業者を対象にした実態調査の結果を発表した。
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韓国と海外の国際結婚仲介事業者それぞれ809社・347社、韓国人利用者1246人と、この外国人配偶者439人を対象に実施した調査結果となる。
国際結婚仲介事業者を利用した韓国人の年齢は、40~49歳が55.7%を占め最大だった。これに50代以上(30.8%)、39歳以下(13.5%)が続いた。一方、外国人配偶者の年齢は19~24歳(37.3%)、25~29歳(23.3%)、30~34歳(21.8%)、35歳以上(17.6%)と、年齢が若いほど多いことが分かった。
外国人配偶者の出身国では80.0%のベトナムがトップで、これにカンボジア(11.9%)、ウズベキスタン(3.1%)、タイ(2.9%)が続いた。ベトナム人配偶者の割合は2021年に実施された前回調査の83.5%よりも低いが、8割と多くを占める点は変わらなかった。
事業者へ支払う仲介手数料を見ると、ベトナム人による平均支払い額は1396万ウォン(約160万円)と、全体平均の1463万ウォン(約167万円)よりも低かった。一方、結納品をはじめとした仲介手数料以外にかかった平均費用は475万ウォン(約54万円)で、全体平均の469万ウォン(約53万円)を上回っていた。
国際結婚仲介事業者が、直近1年間でお見合いをあっせんした人の国籍(複数回答)で多かったのもベトナムで、90%と大半を占めた。この割合は2017年(85.3%)、2020年(85.7%)と増え続けている。これにカンボジア(12.6%)、ウズベキスタン(9.1%)、フィリピン(7.0%)などが続いた。