自転車通勤族、大都市中心に増加中

2022/06/24 05:10 JST配信

 ベトナムの大都市では自転車通勤族が増加中だ。SNS上では自転車通勤グループが50近く生まれており、中には1200人のメンバーを抱えるグループもある。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 ハノイ市中心部ホアンキエム区在住のフォンさん(男性・39歳)は、自宅から5km余りのタイホー区にある旅行会社に勤めている。座り仕事が多く、背中や首、肩の痛みに悩まされてきた。自転車で運動してみたところ、痛みが緩和したため、2021年初めにそれまでのバイク通勤を自転車通勤に切り替えた。周囲の人から夏には汗だくになると言われたが、会社がシャワー室を設けてくれたことで解決した。半年ほど様子を見ていたフォンさんの同僚5~6人も、自転車通勤を始めたという。

 健康や交通渋滞を避ける以外の目的で、自転車通勤を始めた人もいる。北部紅河デルタ地方ハイフォン市在住のズンさん(女性・35歳)は、価格が高騰するガソリン代を節約するためにバイクから自転車に乗り換えた。片道7kmで1か月平均50万VND(約2940円)以上かかっていたガソリン代を、生活費に回している。

 イオンベトナム(AEON Vietnam)の2021年の統計によると、自転車利用者はハノイ市に約100万人、ホーチミン市に約200万人いて、全国では300万人以上いる。3~4年前から増加しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は関係ないとみられている。

[VnExpress 06:28 21/06/2022, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、読者が選ぶ「サイク...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し始めた昨年から、自転車の売上高が伸びている。イオンベト...

新着ニュース一覧

 VIETJOベトナムニュースが3月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:世界で最...
 ミャンマー中部で大きな地震が発生し、ハノイ市やホーチミン市でも揺れが確認されました。ベトナムはミ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 統計総局(GSO)が発表したデータによると、2025年1~3月期に全国で新規設立された企業は前年同期比▲4.0...
 ハノイ市の北西約50kmに位置する北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン郡ビンソン村は、「ヘビ養...
 広告代理店の株式会社弘亜社(東京都中央区)のベトナム現地法人である弘亜社ベトナム(ホーチミン市)は8...
 大和ハウスグループの大和リビング株式会社(東京都新宿区)のベトナム現地法人である大和リビング・ベト...
 ハノイ市は、観光需要を刺激するとともに首都ハノイの魅力を広く発信すべく、同市ハイバーチュン区チャ...
 ホーチミン市場は売り先行で1073.61(▲5.22%)の安値で寄り付いた後、買いが入ったことで値を戻し、前場...
 米国によるベトナムへの46%の相互関税が発表されて以降、ベトナムに生産拠点を置く韓国企業は対応に追...
 ベトナム人民軍およびベトナム人民公安に所属する経験豊富な消防士や医療従事者から成る救助隊は、1週...
 ベトナム商工連盟(VCCI)は6日、VCCIと在ベトナム米国商工会議所(AmCham)が連名で5日に米国の商務長官宛...
 韓国の化学素材大手SKCの子会社で、半導体テストソリューションを提供するISCはこのほど、北部紅河デル...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FP
 統計総局(GSO)の発表によると、2025年3月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+8.5%増の205万4309人で、...
トップページに戻る