生徒の3.5%が14歳未満で初体験、6年で2倍以上に拡大

2022/04/29 06:25 JST配信

 14歳になる前に性行為を初めて経験したというベトナムの生徒の割合が、過去6年間で1.5%(2013年)から2倍以上に相当する3.5%(2019年)に膨らんだ。

(C) doisongphapluat
(C) doisongphapluat

 これは、保健省と世界保健機関(WHO)がこのほどオンラインセミナーで発表した「2019年のベトナムにおける生徒の健康行動調査」で明らかになったもの。

 保健省とWHOは2019年、21省・市の中学校・高校81校に在籍中の中学3年生(日本の中学2年生に相当)~高校3年生計7700人余りを対象に、栄養や食事、飲酒、メンタルヘルス、性行為などについて調査を実施した。

 ベトナムがこうした調査に参加したのは2回目。今回の調査結果によると、喫煙、違法薬物使用、いじめ被害を経験したことのある生徒の割合はいずれも2013年に行われた前回の調査と比べて低下した。

 また、生徒の運動量が増え、1日60分・週5日のペースで運動している生徒の割合は前回の20.5%から21.7%に若干拡大した。

 栄養失調で低体重の生徒の割合は大きく縮小した一方、肥満率が上昇し、ファストフードを食べる生徒の割合が拡大した。特に、週に1回以上ファストフードを食べると回答した生徒の割合は前回の30.2%から54.1%に急拡大した。

 なお、電子たばこを使用したことがある生徒の割合が初めて統計に含まれ、割合は2.6%だった。省・市別でみると、ハノイ市ホーチミン市の2大都市の割合が7.9%の高水準となっている。

[Thanh Nien 12:26 25/04/2022 / Tuoi Tre 17:31 25/04/2022, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 「ハノイ市の学生のうち25%がコンドームの購入に恥ずかしさを感じている」…ハノイ市でこのほど開催さ...
 多くの大学や短大で、学生が未婚のまま妊娠するケースはそれほど珍しい話ではなくなっている。妊娠しな...
 保健省は27日、出生数低下のための対策に関する専門家との会合で、ベトナムの青年及び未成年のうち44%...
 14~24歳の青少年の性体験率は69.2%で、初体験は高校の卒業前後の場合が大多数。国際教育科学文化機関...
 保健省、統計総局、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(ユニセフ)による青少年の性体験に関する初...

新着ニュース一覧

 SBIホールディングス株式会社(東京都港区)は、同社グループが運営するSBI-NTUキョウボ・デジタルイノベ...
 総合物流業の伊藤忠ロジスティクス株式会社(東京都港区)は、ベトナムにおけるグローバルサプライチェー...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 コンベヤや環境プラント、ロボットSIなどの事業を手掛ける株式会社JRC(大阪府大阪市)は、同社100%出資...
 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、年末の
 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で港湾群を運営する港湾大手ハイフォン港[PHP
 日本政府は12日、ベトナム中部における甚大な洪水被害に対する支援として、150万USD(約2億3300万円)の...
 道路交通事故の被害軽減基金に関する政令第279号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、交通事故被害者および...
 ファム・ミン・チン首相はこのほど、CTグループ(CT Group)が提案しているホーチミン市~カントー市(南...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は11日、2025年の信頼性の高いロジスティク...
 ベトナムと中国の両国当局は10日、国境ゲートを通じた貨物の双方向輸送方式の試行を開始した。期間は20...
 ベトナム国家観光局によると、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)で12月...
 韓国化学素材大手のコーロンインダストリー(Kolon Industries)はこのほど、自動車安全システムを提供す...
 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)と子会社のPVパワー[POW](PV
トップページに戻る