暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「バイナンスNFT」で6日、ベトナムの画家セオ・チュー氏(14歳)のNFTアートのオークションが行われ、2万2899USD(約253万円)で落札された。NFTアートは、デジタルアートに暗号資産で使われている認証技術「NFT」を応用したコピー不可能な証明書を付け、オリジナルとして販売する作品。
(C) vnexpress |
(C) vnexpress |
落札されたのは「ラッキー・アプリコット・ブロッサムズ(The Lucky Apricot Blossoms)」。セオ・チュー氏の家族がリースしていたアプリコットの花が今年の初春に二度咲きした。幸運と成功の兆しとの考えからアプリコットの買い取りを希望したが拒否されたため、記念としてチュー氏が2か月かけてこの絵を描いた。
バイナンスNFTの代表によると、NFTアートの購入者はデジタルアートの所有権を有し、実物の絵画の所有については、販売者との交渉によるという。チュー氏の場合は、実物の絵画の所有権は本人にあり、展覧会を行うこともできる。
ベトナムでは、チュー氏より前に2人の画家がバイナンスNFTの展覧会に参加している。