西北部地方ラオカイ省サパ町の観光施設「チェックイン・アンサパ(check in AnSaPa)」に、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主役、雪の女王エルサの半身像が出現し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「サパの風景にそぐわない」と批判されている。今年4月にも、同施設内に設置された自由の女神の半身像が批判を受けていた。
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LさんはSNSに「サパを訪れるのは自然の美しさや高地で暮らす民族の文化が好きだから。観光業者は森林の自然の維持に努め、美的センスに欠ける人工物で自然の美しさを台無しにしないで欲しい」と書き込んだ。
アンサパの投資主であるグエン・ゴック・ドン氏は、「自分の娘が雪の女王エルサに夢中だったことから、両親と一緒にサパに来た子ども向けの撮影スポットとして設置した。サパには子ども向けの娯楽施設がまだない。エルサ像は子どもたちへの小さなプレゼントだ」と説明している。
ラオカイ省当局によると、アンサパのような新しいビジネスモデルについては、観光法に管理規定がないという。
一方、サパ町人民委員会は、アンサパに対して像の撤去を求めている。アンサパが撤去に応じなかった場合、強制撤去する方針だ。