南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市フオックロン街区にあるビラ式住宅で1日正午ごろに発生した、同市共産党委員会元書記のホアン・バン・チュオンさん(男性・66歳)襲撃事件の容疑者が逮捕された。
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事件現場では、AKライフルから放たれた弾丸1個が見つかっており、犯行に使われたとみられるAKライフルも後日、別の場所で発見された。
容疑者に関する情報は明らかにされていないが、公安省の情報筋によると、チュオンさんを襲撃した実行犯は現役の軍人だという。この容疑者は事件後、同僚に電話でAKライフルの隠し場所を伝えたとされている。
事件現場となったビラ式住宅はチュオンさんの自宅。同容疑者は事件当日、チャイムを鳴らして宅配業者のスタッフを装ったが、チュオンさんの家族はドアを開けなかった。
その後、同容疑者は隙を見て高さ2mの塀を登って敷地に侵入すると、壁に向け発砲し、チュオンさんの首を刃物で刺して逃走。しかし、後になって自首した。今のところ動機は不明だが、同容疑者は借金で首が回らなくなっていたという。
なお、重傷を負ったチュオンさんだが、手術を受けて一命を取り留めた。チュオンさんはニャチャン市共産党委員会の2010~2015年任期の書記を務めており、任期中の2014年に定年退職している。