在フィリピン・ベトナム大使館によると、フィリピン南部のブキドノン州で5月30日、海外視察団を乗せた車列が武装集団に襲撃されたと発表した。この中にはベトナム国籍の2人も含まれていたが、今回の事件で外国人に負傷者は出ていないという。
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在フィリピン・ベトナム大使館は現在、地元当局と協力して、必要な保護措置をとるべく、乗車していたとされるベトナム国籍の2人の情報を集めている。現地メディアによると、襲撃されたのは、原住民の文化と伝統を保護する非営利組織(NGO)の活動を視察するために訪れていた海外視察団の車列で、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ベトナムの原住民や少数民族の代表で構成されていたという。
この事件で車列を護衛していたフィリピン陸軍の兵士7人が負傷したほか、激しい銃撃戦の末に逃走した武装集団にも4人の負傷者が出たとされている。