ホーチミン市公共旅客運行管理センターはこのほど、80歳以上の高齢者の市バス運賃を無料とすることを明らかにした。これは「2013~2020年におけるホーチミン市の高齢者支援に関する国家行動プログラム」の一環として実施するもの。
それによると、2015年まで80歳以上の高齢者の市バス運賃を無料とする。また、2016年以降は75歳以上の高齢者も無料で市バスを利用できるようになる。高齢者が市バスを無料で利用する際は、乗車時に高齢者カード又はIDカードを提示しなければならない。
なお、ホーチミン市では現在、身体障害者および12歳未満の児童・幼児の市バス運賃も無料となっている。同市はベトナム国内でいち早く、社会政策の一環として、バス運賃の無料化を始めた。なお、ハノイ市では、高齢者の市バス運賃を半額とする支援措置を展開している。