2008年のノーベル生理学・医学賞を受賞したドイツのウイルス学者、ハラルド・ツア・ハウゼン博士が30日までベトナムを訪問している。同氏は滞在中、ホーチミン市とハノイ市で、がん予防に関する講演を行う。28日付ティンモイ紙(電子版)が報じた。
(C) Tinmoi, ハラルド・ツア・ハウゼン博士 |
同氏は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸がんの原因であることを突き止めた功績を称えられ、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
今回の講演は、NPO国際平和基金による「平和かつ文化的な生活への架け橋」プログラムの一環。同氏がベトナムを訪問するのは今回が初めて。同氏は28日にホーチミン市医薬大学で、30日にはハノイ市医科大学で講演を行う。