南中部ビンディン省には水利施設が382か所あり、このうち159か所の施設で合計6億立方メートルの水を貯水している。しかし同省農業農村開発局の最近の調査で、これらの貯水施設の30か所は安全面で問題があり、さらにこのうち20か所は大雨が降った場合に決壊する恐れのある事が分かった。31日付カフェエフが報じた。
同局のグエン・ヒュー・ブイ副局長によると、この20か所の施設は40年以上前に建設されていて老朽化が激しく、特にフーミー郡、フーカット郡、ホアイアン郡、トゥイフオック郡などにある貯水施設の危険性が高いという。
同省と各郡の人民委員会は毎年水利施設補修工事の予算を組んでいるが、財源が限られており、一時しのぎ的な補修に留まっている。
こうした状況を受けて同省人民委員会はこのほど、農業農村開発省に対し、ビンディン省をベトナム水資源支援プロジェクトの実施対象とし、総額2700億ドン(約10億8000万円)の貯水施設補修計画の立案を許可するよう提案した。